この物件はアーチパネルの製造から施工まで全て当社で行った日本初の実績となります。
アーチパネル、カーブアングル、ベースコネクターなど全ての製品を岐阜の自社工場にて国産JIS鋼板でフルオリジナル製造いたしました。
それに加えて鉄扉や鉄窓も既製品ではなく自社工場でワンオフ製造です。
この物件はアーチパネルの製造から施工まで全て当社で行った日本初の実績となります。
アーチパネル、カーブアングル、ベースコネクターなど全ての製品を岐阜の自社工場にて国産JIS鋼板でフルオリジナル製造いたしました。
それに加えて鉄扉や鉄窓も既製品ではなく自社工場でワンオフ製造です。
25年もの間アーチを数限りなく組み立ててきた当社は、アメリカンアーチがいかに組み立てに苦労するか、そしてその原因も把握しておりました。
当社製造のアーチは正確な成形により従来のような苦労はほとんどありません。
改めましてご挨拶米軍関係者の協力で念願のマシニングが当社工場に入ったのが今年の2月。
しかしそれから、外国と日本の電気環境の違いでうまく稼働せず、ほとんどの基盤や電気配線を取り替えました。
また、ロールフォーミングの駒の高さを調整、プレス金型も削り出しで調整し、ようやくWonder Buildingと名乗れる製品が製造可能となりました。
お待たせしておりますクライアント様各位には大変ご迷惑をお掛け致してしまうことになりましたが、これでご安心いただける方思います。
今後は堂々たる国産アーチを自社工場で叩き出していく所存でございます。
是非ともよろしくお願いいたします。
ワンダービルディングジャパン株式会社
代表取締役 近藤茄月
先日、アーチパネルの成形機一式、当社の工場に設置されました。
この成形機は米軍のミリスペックアーチマシニングのメーカーで、一般仕様とは言えヘビーゲージ対応にカスタムされております。
現在、電気配線や構造部品を国内対応に変更しております。
間もなく製造開始となります。
私たちは長きに渡ってアメリカンシステムのアーチ事業に専念してまいりましたが、不思議に思っていたのはアメリカのアーチの図面はラディアスの数値の記載がなく、その代わりに基礎からインサイドへ一定間隔の点から天井に当たった点までの寸法が描かれているだけです。
これでは設計者は点と点を繋げていくような描き方になり、時にそれが歪なカーブとなることもあり、正確な数値ではありません。
それが正円の単一曲率のアーチならまだしも、楕円を半分にしたようなアーチモデルは2つの円…複数曲率で構成されているので、全ての円の曲率を記載しないと正確な図面が描けないはずです。
そんな事から、当社の図面は全て計算式から作成しております。
それは複雑なものではなく、アメリカメーカーの図面よりシンプルでかつ設計者に必要な数値を渡すものであります。