アーチビルディングは正円の半分ですと高すぎてしまう場合があります。
例えば直径15mの場合、正円ですと高さが7.5mにもなります。
その高さを抑えようとしますと、正円ではなく楕円を半分にしたようなアーチ形にする必要が生じます。
しかしアメリカやカナダのメーカーは基本的に一つのアーチ形にダブルラディアス(二つの曲率)までしか組み合わせができません。
そうなりますと図下のように不自然なアーチ形になってしまいます。
それは私共にとっても輸入していた頃の課題だったのですが、自社製造によって3つ以上の円弧の組み合わせで極めて楕円に近いアーチ形の製造に成功しました。
それが図上ですが、これは3つと言わず4つもの曲率の組み合わせ、これこそがmade in JAPAN。
念のために、3つがトリプル、4つがクアドラプル、5つがクインタプルです。